仮想通貨市場は今週が山場 レンジの抜ける方向に要注意

暗号資産(仮想通貨)市場は先週一週間は、先々週の下落の調整局面となった。

主要通貨はレンジ内推移を継続し、今日もしくは明日には抜ける方向性が決定する相場となっている。

今週は、このレンジ相場を抜け出した方向に推移する可能性が高い。

ラインを抜けた後に一度ネックラインに戻り目をつけるのが、ここ最近暗号資産(仮想通貨)の相場推移に見られる特徴だ。

そのため、一度抜けたからと言ってすぐにポジションを持つと、戻り目に損切りされてしまうため注意が必要だ。

今週のファンダメンタルズ的要因としては、各国の暗号資産(仮想通貨)関連の法整備が進んだ印象だ。

各国で様々な議論が展開され、順調に進む中での、ニュージランド暗号資産(仮想通貨)取引所でハッキング事件や、イーサリアム大型アップデート延期など不信感を高めるニュースも報道され短期的には下目線となる要因が多かった。

着実に暗号資産(仮想通貨)の規制が進んでいることは間違いないが、価格に反映されるにはまだ時間がかかりそうだ。

今週のニュースまとめに関しては、以下の記事を参考にしてほしい。

1/14~1/20の一週間の暗号資産(仮想通貨)重要ニュースをおさらい。取引所ハッキングや大手企業の新規ブロックチェーン事業の他にも、各国政府機関による暗号資産(仮想通貨)業界整備を進めるニュースが目立っている。

 今回レンジ相場が継続する展開となっているが、主要暗号資産(仮想通貨)の今後の展望を考察していく。

ビットコイン(BTC)

20日ビットコインの価格は386,000円​となっている。先週同時刻394,000円と比較し、-2.1%の下落となっている。

先週一週間は暴落のトレンドを継続し、週初めの14日には3度目の下落で一時380,000円をマークしている。

しかし、昨日19日ビットコインは1.5万円ほど急上昇し、40万円の壁を突破。しかし、現在は再び大幅に価格を落としオレンジのサポートラインを割り込んでいる。

直近の反発ポイントは41.1万円と42万円で、ここの価格帯を背に反発する可能性は高い。下落の目安としては40万円・オレンジラインとなるであろう。

​1/20現在のビットコイン価格は405,000円となっている。一週間前の価格394,000円と比較するとこの一週間で、ビットコインは価格を伸ばすことができている。

 

イーサリアム(ETH)

20日のイーサリアム価格は125.7ドル(13,798円)​となっている。先週同時刻117.2ドル(12,865円)と比較し+7.4%の上昇となっている。​

先週一週間は三角持ち合いの中を推移しながら価格を変動させていた。 その持ち合いを19日19時過ぎ頃に突破したが、大幅な価格上昇はなかった。

その後、意識されていたオレンジライン(132ドル付近)でとどまり、レンジ相場を形成している。

今後はこのオレンジラインを突破し青ライン(150ドル付近)を目指す展開となるか、三角持ち合いのサポートでもあった黄緑ラインを割った場合には再度紫ライン(120ドル)を試す下落の展開が考えられる。​

1/20現在のイーサリアムの価格は125.7ドル(13,798円)となっている。一週間前の価格117.2ドル(12,865円)と比較すると7.4%の上昇となっている。

 

リップル(XRP)

20日のリップル価格は0.32ドル(35.1円)となっている。先週同時刻0.34ドル(37.3円)​と比べて-6%の下落となっている。 

先週は、0.33~0.35ドル(36.2​円〜38.4​円)のレンジを横ばいに推移する形となった。

一時オレンジライン(0.354ドル)に向けて、長いひげをつけてブレイクチャレンジしたが戻され、現在は紫のサポートラインを背に推移している。

今後は、紫ラインをどのように抜けるかが争点になる。 

暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格は20日20時で0.326ドル(35.79​円)だった。先週同時刻0.347ドル(38.09​円)と比較して、-6.1%の下落となった。