Bitmainって何?

 

Bitmainとは、子会社によるビットコインのハッシュレートは世界一を誇り、他にもマイニング機器Antminerの販売や、マイニングプール、クラウドマイニングまで幅広く仮想通貨マイニングを専門に扱う会社です。CEOはJihan Woo氏で、北京に本社を構えています。


これだけ聞いても「??」となると思いますが、これから解説するので、安心してください。


今や世界中で仮想通貨のマイニングが行われており、その魅力的な収益性から、日本でもマイニング用の高性能の機械が秋葉原をはじめ日本中で売り切れる、という事態になりました。


ビットコインの他にもイーサリアムをはじめとして様々な仮想通貨がマイニングされていますが、ビットコインに限った話で、いま世界で最も採掘量が多いのは誰だかご存知ですか?


実は個人採掘家ではなく、中国の「Bitmain」という会社なのです。


このBitmainという会社、マイニング以外にも関連事業を展開しており、社長も仮想通貨界では超の付く世界的有名人とあっては、この界隈にいる身としては知らずにはいられませんね!


この記事ではそんなBitmainについて解説していきたいと思います。


最近巷でよく聞くマイニング、儲かるとかいう人はいるけど実際どうすればいいのか全然わからない、まずマイニングってなんぞやという人向けにマイニングの初歩から発展的なことまで、コインオタクがマイニングについて解説してみました!

マイニングって何?という方はこちらの記事からどうぞ!


Bitmain社の事業内容


 仮想通貨のマイニング


先ほども書いたように、Bitmain社の行っている事業のうち、もっとも有名と思われるのは仮想通貨のマイニングです。


ビットコインでは、世界最大の採掘量を誇っており、なんと総ハッシュレートの約33%をBitmainの子会社が占めています(2017年12月5日現在)。つまり3分の1はBitmainにマイニングされている、ということになりますね。


ハッシュレートの分布はこちらのサイトを参考にさせていただきました。


上のサイトを見ても、「あれ?Bitmainがない?」となると思いますが、Bitmain社はマイニングをAntpool社BTC.com社の二つの子会社を作って行っています。


また、マイニングしている仮想通貨はビットコインに限っているわけではなく、Antpool社は他にもライトコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、Zcash、ダッシュ、ビットコインキャッシュを、BTC.com社はビットコインキャッシュもマイニングしているようです。


最近では、マイニングに人工知能を組み合わせることで様々なシステムの最適化を目指しており、Bitmain社の最新技術による向上は勢いが衰えません。


また、ビットコインの総ハッシュレートのうち、Bitmainの持つ二社が占める割合はじわじわと大きくなってきており、ビットコインの大きな特徴である非中央集権性が本当に保たれているのかは疑問の残るところとなっています。



マイニング機器「Antminer」の販売


ビットコインが有名になり、マイニングの収益性が話題になってくると、「自分もマイニングで利益を出したい!」と考える人が増えますよね。


しかし、上のマイニングについての記事にもありましたが、ビットコインのマイニングはあまりにも有名になりすぎているので、皆さんが普段使っているようなPCでマイニングをしようと思っても、正直利益は出ない、またはとても少ないのです。


みなさんのPCにはCPUが搭載されていると思いますが、今はマイニングで利益を出すために、マイニングしかできないかわりにCPUよりはるかに効率の良い、ASICと呼ばれるデバイスが開発されているからです。


そうなれば、「ならASICを買ってマイニングだ!」となると思いますが、そこで登場するのがBitmainなのです。


実はBitmainはASICである「Antminer」の販売を行っており、ASICでは世界一のシェア、それも全体の70%以上と、この市場はBitmain社の独壇場となっています。


先ほど述べたとおり、Bitmain社はマイニングで世界で最高のパフォーマンスをしているので、「Bitmain社の売っているASICを使えば効率がいいに違いない!」という人が多いため、これほどのシェアを得られるのですね。


実際、Antminerは消費電力や安定性の点で他社の製品より優れているようです。使っている途中に何度も落ちてしまい、つなぎなおさないといけないものなんて買いたくないですよね!


つまり、マイニング事業はマイニング自体から利益を得られるうえにASIC販売のコマーシャルにもなる、という一石二鳥の事業というわけです。


同じように、ASICの開発と販売は、販売による直接の利益の上に、自社でのマイニング効率も上がる、という一石二鳥になっています。


いや~Bitmain社の経営戦略は無駄がなく、効率的ですね。


(Antminerの記事リンク)


マイニングプール


「よし、Antminerを買ってマイニングだ!」と思った人、少し注意が必要です。


実は、いくら性能の良いAntminerを買ったとしても、個人のコンピューターだけではそれでもハッシュパワー(マイニング力のようなもの)が足りないため、大企業によるマイニングに太刀打ちできず、マイニングで報酬を受け取ることはほぼできません


そこで、「個人では小さいハッシュパワーでも、みんなで集まれば対抗できる!」というのがマイニングプールの考え方。


Antpoolの提供するマイニングプールには、Bitmain社のAntminerを買った個人マイナーだけが参加することができ、採掘されたビットコインを参加者で分けています。


マイニングの市場が爆発的に伸びている昨今。けれどももう個人でマイニングするには労力が追いつかない!ということで、マイニングプールという手段を使ったマイニングが流行っています!クラウドマイニングとの違いも説明!

 Antpoolについて詳しく知りたい方はこちら!


Bitmain社の子会社としてAntpoolとBTC.comを挙げましたが、Antpoolはマイニングプールで、BTC.comは一つの企業としてマイニングをしている、ということですね。


注意点としては、上の記事にある通り、Antpoolに参加するための条件であるAntminerはそこそこ値の張るものですし、マイニング機器を動かし続けるのはかなりの電気代がかかるので、収益性はあまりよくないとされていることですね。


クラウドマイニング


「マイニングは利益が出そうでいいんだけど、色々機械を買ったりしなきゃいけないし、知識もないから、難しそう。」となる人もいるでしょう。


そういう人のためにBitmain社が提供しているのが、子会社であるHASHNEST(ハッシュの巣)のクラウドマイニング、というサービスです。

 

クラウドマイニングとは、マイニングを行う会社に出資することでその分の配当を得るというサービスです。自分でマイニングをしなくて良い代わりに、出資する会社が安全かどうかよく確かめる必要があります。この記事でしっかり比較しましょう!

クラウドマイニングについて詳しく知りたい方はこちら! 


クラウドマイニングを簡単に説明すると、マイニングをしている会社に投資をして、報酬としてハッシュパワーを得て、代わりにマイニングしてもらう、というものです。


クラウドマイニングであれば、マイニングに必要な機械を買う必要もなく、マイニングを実際にする際に悩まされる放熱やその冷却、電気代などに悩まされることもなければ、マイニングに必要なややこしい知識もいりません。


ただ、このHASHNESTのサービスは人気のものは売り切れていて利用できなかったり、残っているものは採算が合わないこともあるようなので、注意が必要です。


社長Jihan氏とBitmainの成り立ち



以上の記事で、いかにBitmainのビジネスモデルが練られたものであるかが分かるかと思いますが、実はBitmain社はビットコインマイニングのファーストペンギンではありませんでした。


Bitmain社CEOであるJihan Woo(ジハン・ウー)氏は、2011年にビットコインの存在を知り、保有を始めました。2013年には保有量も大幅に増え、Bitcoinへの理解も深くなったJihan氏は、腕の良い技術者をパートナーとしてマイニング事業を始めることを決意しました。


Bitmain社を建ち上げる前にすでに様々な企業がマイニングに乗り出していましたが、時間と共に上がるマイニングの難度に収益性が追い付かず、次々に撤退していきました。


(マイニングの難度が上がる、というのを簡単に説明します。必要でない方は読み飛ばしてください!)

(マイナーが増えるとビットコインが採掘されるスピードが上がり、すぐに採掘しつくされてしまう(ビットコインは発行上限が決まっています)、といった状況になるのを防ぐために、マイナーが増えるにしたがってマイニングしずらくなるようにビットコインは作られています。)


そんな中、Bitmain社の作ったマシンは効率が良く、安定性も優れていたため、高パフォーマンスを発揮し続けていたため、生き残りました。


その後、フルカスタムチップのデザインを始めたことが大きな飛躍をもたらし、ここまで成長しました。


また、社長のJihan氏はSegwitに反対したことや、Bitcoin Cash推進派として知られ、仮想通貨界隈の有名人となっています。


ビットコインを語る上で外せないsegwit。技術的な話でよくわからない、色々な専門用語が出てきてよくわからない、そんなことを思っているあなた!segwitを砕いてわかりやすく説明します!知っておくべき用語の1つなので必見です!!

Segwitについてはこちら!


2017年8月にビットコインはビットコインキャッシュと呼ばれる通貨と分裂しました。突然生まれたビットコインキャッシュですが、一体何のために作られて、どんな価値があるのでしょうか?また今後のビットコインキャッシュはどうなっていくのでしょうか?

 ビットコインキャッシュの記事はこちら!

 

 Bitmain社には怪しい噂も…



ずるしてマイニングをしている?!


実は、Antminerによるマイニングでは、普通にマイニングをするよりも計算量が20~30%ほど少なくなっていると言われています。


これは、ASICBoostと呼ばれる、ティモ・ハンケとセルジオ・デミアン・レナーにより考案されたとされる技術で、マイニングの最必要な暗号を解く過程での計算量を削減することにつながっています。


これはビットコインの原理の穴をついたもの、と言われており、穴をついただけなのだから別に悪いことではない、という人も一部いますが、Proof of Workの観点からすれば許容されるものではない、という声も大きいです。


Bitmain社はこの技術を使っているとは認めていません。


このASICBoostの技術は、Bitmain社が特許を持っていることを明らかにされた後、



Jihan氏は、確かにこの技術をAntminerは搭載しているが、使ってはいない、と発言していますが、ASICBoostに関しては発言と発言の削除を繰り返しており、疑惑の目がむけられています。


また、上の記事にあるSegwitはASICBoostを不可能にする内容が盛り込まれていたため、Jihan氏はSegwitに反対していたともいわれています。


Antminerを遠隔操作?!


2017年4月、Antminerに大きなバックドア(裏口)が見つかったことが分かりました。


技術的な話を抜きにして簡単に説明すると、Bitmain社がAntminerのシステムに細工をしていて、Bitmainがやろうと思えば世界中のAntminerを停止させることができる状況にしていた、ということです。


これを悪用すれば、Bitmain社は特定のAntminer購入者のマシンのシリアルナンバーやIPアドレスを閲覧することができ、自由に停止させることができてしまいます。


これに対し、Bitmain社は、これはAntminerのユーザーが遠隔で動作を終了させるための機能であり、スマホをなくした時に遠隔で操作できる機能と同じである、と声明を出しています。


しかし、スマホはなくすことがあるでしょうが、Antminerを遠隔で操作しなければならないことがあるでしょうか。ASICBoostの件もあったため、これもあまり信用されていません。


Bitmain まとめ



世界最大のマイニング企業Bitmainについてお分かりいただけましたか?


コインオタクは個人的にはビジネスモデルは素晴らしいと思ったものの、怪しさの強い企業だな、と感じました。


ただ、世界一のハッシュレートを誇る企業であることに変わりないので、これからも目は離せないでしょう。


皆さんもアンテナを張ってよい仮想通貨ライフを!


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