記事の概要

  • ウィンクルボス兄弟が初期ビットコイン投資家のチャーリー・シュレム氏を告訴する可能性があるとニューヨークタイムズが報じた。
  • 同兄弟が2012年にシュレム氏に投資援助を行なった際に5000BTCを横領した疑いが立っている様子。

 

ウィンクルボス兄弟がシュレム氏を告訴か

11月1日にNewYork Timesが報道したところによると、​ウィンクルボス兄弟は初期ビットコイン採用者であるチャーリー・シュレム氏が数千ビットコインを返していないことを理由に告訴する可能性があるようです。同紙によると、シュレム氏は2012年にウィンクルボス兄弟が仮想通貨投資をするための援助を行なっていたのが発端となっています。シュレム氏はウィンクルボス兄弟の代わりに75万ドルに相当するビットコインを購入し、後の2012年9月に再度25万ドル分を購入したものの、投資した額と同等のビットコインを返済していないと同兄弟は主張しています。貸し出した資金のうち、5000BTC(レートは当時のもの)ほどが未だに返ってきておらず、シュレム氏がこの金を横領している疑いが立っています。New York Timesの報道では、Shrem氏の弁護士であるBrian Klein​氏は以下のように述べたようです。

ウィンクルボス兄弟の訴状によると、6年前にCharlie(Shrem氏)が数千ビットコインを横領したことになっているが、それは誤っている。真実と異なったことが正当化されてはならない。Charlieはすぐさま反論し、自身の潔白を証明するための準備をしている。​

ビットコイン普及促進団体Bitcoin Foundationの副会長であったShrem氏はマネーロンダリングに関わったとして現地時間2014年2月26日に逮捕され、懲役2年の実刑判決が下った過去があります。逮捕時に資産を剥奪されたにもかかわらず、出所後に高級自動車や船舶、土地を購入していることから2012年から同氏がビットコインを保有しているのではないかという疑いがたちました。このような行動歴からも、ウィンクルボス兄弟は同氏の不正を疑っているのではないかと考えられます。

2012年当時の5000BTCは約1400円に対し、現在では約36億円と爆発的に価値が上昇している点も論争を難しくさせています。New York Timesが11月2日に報道したところによると、シュレム氏は横領を否定しており、双方の争いはしばらくの間収まらないでしょう。