「Segwitって何のことだろう…」

このように感じている方はいませんか?

そんなあなたに必見です!

この記事では、Segwitの仕組みやメリット・デメリットなどをイラストを交えて解説しました!

読み終えたみなさんが、Segwitについてしっかり理解して頂けたら嬉しいです。

Segwitとは?

Segwitとは、Segregated Witnessの略で、ブロックチェーン上に記録される取引データのサイズを圧縮する方法のことです。

取引データが圧縮されることで、1ブロックあたりに記録される取引データの量が増加し、速やかな取引処理が実現します。

Segwitの仕組み

通常、取引データ(トランザクション)の中にはそのデータに加えて署名(scriptSig)が含まれます。

また、ビットコインの場合、1ブロックに含めることができる取引データの容量は1MBです。

Segwitが実装されることで、従来取引データ内に含まれていた署名を、別の領域である「Witness」に分離させることが可能になります。

その結果、1ブロックにより多くの取引データを含めることができるようになります。その容量は、実質的におよそ1.7MBまで増加すると言われています。

なぜブロックの容量を拡大しないのか?

正確に言うと、Segwitが実装されてもビットコインの容量は1MBのままであり、1MBの容量に含まれるデータ量を増やすことで実質的におよそ1.7MBの容量に拡大しています。

では、なぜブロックの容量を直接拡大しないのでしょうか?

ブロックの容量を拡大するには、ブロックチェーンの仕様変更を行うハードフォークが必要になるからです。

ハードフォークを実施すると、ブロックチェーンの永続的な分岐を引き起こし、仮想通貨が2つに分裂してしまうのです。

仮想通貨は分裂を起こすと全く異なる通貨になるため、大きな混乱を引き起こす原因になるのです。


ちなみに、ビットコインから分裂したビットコインキャッシュは、ブロックの容量を1MBから8MBに拡大するハードフォークによって誕生しています。

仮想通貨市場全体を揺るがすビットコインのハードフォーク。どうして起きるのか?大荒れの相場でリスクを軽減する方法とは?今回はハードフォークの対処法、仕組みや過程についてくわしく説明します!

Segwitを実装する理由

では、なぜSegwitを実装した方が良いのでしょうか?その理由を見ていきましょう!

Segwit実装の理由

  • スケーラビリティ問題を解決する
  • マリアビリティ問題を解決する

スケーラビリティ問題を解決する

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨の取引量が増えることでデータ処理が遅延する問題のことで、取引承認の遅延が手数料の高騰も引き起こします。

この問題の解決には、一定期間に承認できる取引データ量を増やす必要があり、その解決策のひとつがSegwitになります。

Segwitでは、取引データを構成する要素の一部(先ほどのイラストの署名)を分離させることで、1ブロックに含めることのできるデータ量が通常よりも多くなります

ビットコインの値動きにも大きく影響し、ビットコインの分裂騒動にも大きく関係しているスケーラビリティ問題ですが、実際に何がそんなに騒がれるのか、わかっていない方も多いのではないでしょうか。詳しく知らない方でもわかりやすいように解説します!

マリアビリティ問題を解決する

マリアビリティ問題とは、悪意のあるユーザーが取引データを改ざんし、二重取引ができてしまうという脆弱性のことで、トランザクション展性とも言います。

Segwitは、改ざんできる部分(署名の部分)を取引データから分離させ、別の場所(Witness)で管理する仕組みなので、マリアビリティ問題を解決できます。

Segwitの実装がもたらすメリット

Segwitをなぜ実装するのか分かったところで、次は実装した結果どんなメリットがあるのかを見ていきましょう!

Segwit実装のメリット

  • 手数料が減少する
  • 価格が上昇する

手数料が減少する

取引データのサイズが圧縮されることで、その処理が滞りなく円滑に進みます。

したがって、手数料が高い取引データから順に処理されることは少なくなり、手数料も減少します。

価格が上昇する

「スケーラビリティ問題が存在するからビットコインは期待できない」と専門家が言うほど、これは解決しなければならない重要な問題となっています。

Segwitによって、スケーラビリティ問題の解決が達成され、仮想通貨への期待が高まると、価格も上昇する可能性があります。

Segwitの実装がもたらすデメリット

逆に、実装した結果どんなデメリットが出てくるのかを見ていきましょう!

Segwit実装のデメリット

  • 将来のユーザー数増加に対応できない
  • 複雑な仕様から後戻りができない

将来のユーザー数増加に対応できない

Segwitでは、最大でおよそ1.7MBまでしか容量の拡大ができないと言われています。

したがって、この先仮想通貨のユーザーが増加していくにつれ、再びスケーラビリティ問題に直面することが予想されます。

このような理由で、Segwitでは将来のユーザー数増加に対応できないと言われています。

複雑な仕様から後戻りができない

Segwitの仕様はかなり複雑になっています。また、ブロックチェーンに手を加えると書き換えることができないため、後戻りできません。

つまり、Segwitの複雑な仕様を一度取り込んでしまうと、その仮想通貨のブロックチェーンコードに永遠にそれが残り続けてしまうのです。

Segwitを導入している仮想通貨

Segwitをすでに導入している仮想通貨もありますので、見ていきましょう!

Segwit実装済みの仮想通貨

  • ビットコイン:2017年8月
  • ライトコイン:2017年5月
  • モナコイン:2017年7月

ビットコイン

ビットコインには2017年8月にSegwitが実装されました。

ブロック容量は1MB(実質ではおよそ1.7MB)で、送金時間は10分程度です。

また、2018年10月にはビットコインのSegwitによる取引データ処理の割合が50%を超えたことが分かっています。

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ライトコイン

ライトコインには2017年5月にSegwitが実装されました。

ブロック容量は1MBでビットコインと同じですが、ブロック承認スピードがビットコインの約4倍あるので送金時間は2.5分程度です。

Segwitの実装が決まった4月あたりから価格が上がり始め、7月には10倍以上価格が高騰しています。

ライトコインは、日本ではそこまで人気の高い通貨ではないですが、実はアメリカでは結構人気な通貨なんです。ビットコインが「金」ならライトコインは「銀」と言われるその所以は?この記事でその全てを理解できること間違い無し! 

モナコイン

モナコインには2017年7月にSegwitが実装されました。

ブロック容量は0.5MBで、送金時間は1.5分程度です。

モナコインは世界で初めてSegwitを実装した仮想通貨として有名です。

日本発の仮想通貨として注目を集め、bitFlyer上場まで果たしたモナコイン(Monacoin)。その特徴や将来性、メリット、デメリットに加え、購入方法やオススメ取引所などの気になる・知りたい情報を全て解説します!

スケーラビリティ問題を解決するその他の方法

スケーラビリティ問題の解決には他にも方法が考えられています!

スケーラビリティ問題の解決方法

  • Segwit2x
  • ライトニングネットワーク

Segwit2x

Segwit2xとは、ビットコインにSegwitが実装された後にブロックの容量を1MBから2MBに増やす仕様変更のことです。

2017年5月、「Segwit実装後6ヶ月以内に、ブロックサイズを2MBに拡大する」ことが発表されました(ニューヨーク合意と言います)。

しかし、その後Segwit2xへの賛成派と反対派がコミュニティ内で対立したため、2017年11月に無期限延期が発表されました。

また、1ヶ月後の2017年12月には、Segwit2xの意志を引き継ぐ新しい仮想通貨Bitcoin Segwit2x(B2X)がハードフォークによって誕生しています。

ライトニングネットワーク

ライトニングネットワークとは、ブロックチェーン(オンチェーン)の外部に構築される決済ネットワーク(オフチェーン)のことです。

オフチェーン上でデータがまとめられ、効率化されたトランザクションだけがオンチェーンであるブロックチェーン上に送られる、マイクロペイメント(少額決済)を可能にする技術です。

また、イーサリアムネットワーク上でオフチェーンを構築する技術は、ライデンネットワークと呼ばれています。

ライトニングネットワークとは?ビットコインにsegwitが導入されたことで最近話題になっているライトニングネットワークですが、決済が早い!って情報しか知らない人も多いですよね。詳しい仕組みや問題点はないのか解説します!!!

Segwit まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、Segwitについて詳しくまとめてみました!

Segwitが実装されることで、仮想通貨の持つ様々なウィークポイントをカバーできるようになります。

新しくSegwitが実装される場合は、それによってどういうメリットがあり、どう期待されているのか、しっかりと判断しましょう!

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