仮想通貨Filecoinとは

Filecoinとは、個人間でストレージの貸し借りができる分散型ストレージネットワークであり、FILを単位とするサービス内トークンも同じ名前を持ちます。英語ですがFilecoinに関する動画があります。


コインオタク独自のICOを選ぶ基準!

スキャムの可能性はないか

プロジェクトがちゃんと実現性を伴っているのか見極めましょう。

プロジェクト構成員がどのような人物か

信用に足るメンバーにより運営されているか確認しましょう。

トークン設計がしっかりしているか

トークンが流通する仕組みになっているか確認しましょう。

プロジェクトが将来どれだけ大きくなりえるか

長期保有をする価値のあるコインなのか見極めましょう。

上場後に価格が上がっていく要素はあるか

人気度や将来性など価格に影響すると思われる要素を予測しましょう。


 

上場直後の値は何とも言えない

ICOの参加基準が高かった!

通常、ICOを行う場合はなるべく多くの資金を集めたり多くのユーザーに分配するために、誰でも参加できる場合がほとんどです。しかし、FilecoinのICOは総資産額$1億以上の投資家、または年間で$20万以上の利益を出した投資家のみに限定されていました。この基準はとても高いものであり、FlecoinのICOに参加したくともほとんどの個人投資家は参加できなかったことでしょう。参加条件を満たせなかった個人投資家が上場後に一斉に買いに走り値が上がることはあり得るでしょう

膨大な額のトークンセールが行われた

2017年8月10日~9月7日の間Filecoinのトークンセールが行われました。CoinlistというICO用のサイトが開かれ販売量上限はありませんでした。最初の勢いはものすごくて、開始一時間で$1.8憶の調達に成功ましたが約一か月のトークンセール全体では$2億の販売となりました。この$2億のICOは歴代一位のTezosの大量のコインがばらまかれたことと後半の売れ行きが伸び悩んだことは、上場後の需要が減ってしまうのではないかと思わせる懸念要素となっています。


長期的にも価格はあがるかも?


ストレージの需要は無限に高まり続ける!

デジタル化が進む中でデータのストレージはコンプライアンスの対応のためでなくビジネス利用のためにも長期保存が必要なため需要が高まるばかりです。世界中のストレージの約50%が未使用のまま放置さえている現状で、ストレージの貸し借りができるのは大きな強みでしょう。すでに競合が存在しているのは難点ですが、ータは今後増え続けるため長期的にあらゆるストレージ法が必要になるでしょう。

Filecoinのプロジェクト概要

プロジェクト概要

Filecoinは、ユーザーがネットワーク上にデータをアップロード、ネット上のデータを管理・入手できる分散型ストレージネットワーク(DSN)です。第三者を介さずデータの持ち主が常に自分でデータを管理するため、サーバーが落ちてもデータが消えない、どこからでもアップロード・アクセスできる、などの利点があります。Filecoinにはストレージマーケットとリトリーブマーケットの2つのマーケットがあります。

ストレージマーケットでは情報をネットワーク上にアップロードしたいユーザーと、逆にオンラインのパソコンやハードディスクの空き容量の一部(=セクター)をデータの保管場所として貸し出すユーザーのマッチングを行います。ユーザーは自分が持っているデータをアップロードすると、そのデータは複製・暗号化・分割されネットワーク上のユーザーに配分され管理されます。分割されたデータのありかはブロックチェーン上の「アロケーションテーブル」で全員に公開されています。セクターを貸し出すユーザーは、Proof of Storageを発行しデータを保管していることを証明します。

Proof of Storageとは?☞一定期間品質を保って情報を保持していることをあらわすもので、データの品質を保証するProof of Replictionと、一定量のデータが一定期間存在していることを保証するProof of Spacetimeから成り立ちます。

リトリーブマーケットでは、ユーザーは自分があげた情報にアクセスすることができます。分割された情報を一つにまとめられるとアップロード者は自分だけがもつ秘密鍵で情報を閲覧することができます。


開発状況

FilecoinはCoinlistというICO用サイトを開設しすでにICOを終了しました。2億FIL販売し$2億以上の資金調達に成功しました。また、様々なVCから$6億以上の融資をうけ計$8憶円以上の資金を持っています。ただ、年内に完成予定のプラットフォームはいまだ公開されていません


トークン設計

プロジェクト名:Filecoin

トークン名:FIL

ホームページ:https://coinlist.co/filecoin

ホワイトペーパー:https://filecoin.io/filecoin.p...

ハードキャップ:2億FIL

ICO:2017年9月で終了

アルゴリズム:Proof of Storage


ユーザーはFilecoinトークン(FIL)を支払うことでDSN上にデータを上げる、もしくはDSN上のデータにアクセスすることができます。

Filecoinのマイナーには「ストレージマイナー」と「リトリーブマイナー」の二種類が存在します。

ストレージマイナー(Storage Miner)

ストレージマイナーは、自分の持つ空き容量の一部(=セクター)をFilecoinに貸し出し報酬としてFILトークンを得ることができま。ストレージマイナーはセクターを貸し出すうえで一定期間空き容量がオンラインに存在することを「宣誓」し、担保としてFILトークンをブロックチェーンに送信します。ストレージマイナーはセクターの容量と値段を設定しストレージマーケットで売りにに出します。セクターを借りたいユーザーが現れると代金が払われストレージマイナーのもとにデータが転送されます。ストレージマイナーは随時Proof of Storageを発行し自分が情報を保持していることを証明しなければなりません。宣誓が守られない、データが紛失する、オフラインでアクセスできなくなる、などした場合は担保の一部が没収されます。また、データの保有量に応じてブロックの生成を行う権利も得ることができます。

リトリーブマイナー(Retrieve Miner)

リトリーブマイナーは、分割された情報の破片をユーザーの代わりに集め提供することでFILトークンを得ることができます。アロケーションテーブルをもとに、ユーザーの要求するデータをストレージから引き出してきます。ユーザーとリトリーブマイナーで交渉が成立するとFILトークンとデータの交換が行われます。性質上、ストレージマイナーがリトリーブマイナーの役割を果たすことが多いです。


類似ICO、StorjやSiacoinとの違いは?

Filecoinの類似コインとしてはStorjSiacoinがあげられます。

どのコインも分散型ストレージネットワークを提供している点では同じですが、SiacoinやStorjはPoW(Proof of Work)を採用していること、Storjは支払方法がやや中央集権的であるなどの違いがあります。今後それぞれのコインがどのような差別化を図ってくるかは注目ですが、ストレージは無限に求められるものでありどのコインも成長していく共存可能性もあるでしょう。SiacoinやStorjについて詳しくはこちらをご覧ください。

 (Storj)


Siacoin(シアコイン)とはどんな仮想通貨なのでしょうか?チャート分析や仕組みの説明はもちろんのこと、Siacoinの知られていない問題点や将来性についてもコインオタクが徹底的に解説します!

 

今後のロードマップ

今後は年内にFilecoinのプラットフォームを完成させ、三月ごろに実装するとしていますが、その他の情報はほとんどありません。


Filecoinのプロジェクトメンバー

FilecoinはProtocol Labsという会社により運営されています。

Juan Benet (社長) スタンフォード大学卒業。クラウドストレージネットワークIPFSやFilecoinの創始者であり、モバイルゲーム会社であるLoki StudiosのSTOでもある。

融資元にはYcombinator、個人投資家にはNaval Ravikantなどが存在します。


市場でのFilecoinの評価

Twitter

TwitterではFilecoinの上場を待ちわびる声や今後に期待する声もある一方で、ICO参加のハードルの高さに苦言を呈す意見もみられました。

Reddit(海外版2ch)

コメントがあまりなされないICOも多い中、Filecoinにはとても多くのコメントが寄せられていて注目度がうかがえます。開発段階の説明があまりなされていないため不安を覚える声や、仕組みについて議論をするコメントが多かったです。

Please say that isn't the case. So when they say "6 month vesting" we are already pushed to 7 months .... since we had to wait over a month for the ICO to finish. When is the "network launch" ??

Source: Reddit

Filecoinのメリット

ホワイトペーパーがしっかりしている!

ICOが乱立している現状で、ホワイトペーパーが存在しないICOも少なくありません。しかしFilecoinは36ページにわたりびっしりとその仕組みが説明されたホワイトペーパーを持っています。しっかりとしたホワイトペーパーはきちんと練られた計画であることの証でありスキャムである可能性は低いでしょう

誰でもマイニングができる!

ビットコインなどの仮想通貨のマイニングは多くの場合複雑な計算を行うため演算能力を上げる特殊な機械が必要です。個人単位でマイニングを行うと損をすることも少なくなく結果的に一部の人しかマイニングができなことがほとんどでした。しかしFilecoinはProof of Storageを採用しているため誰でもマイニングで利益を上げることができます。多くのユーザーが参加することによりシステムはより便利に、トークンはより価値のあるものになりうるでしょう!


Filecoinのデメリット

競合が多い

ストレージサービスは大きな注目を集めていて、既存のストレージサービスのDropboxGoogleDriveなどがすでに多くのユーザーに親しまれています。これらのサービスは一定容量まで無料であるのは大きな強みですが、中央集権的であることや大容量の保存が高額であることなどの欠点もあります。また、類似のICOであるStorjやSiacoinも強力な競合であり、サービスの差別化を図っていく必要があるでしょう。ただ、ストレージの需要は尽きることがないので、競合も含め共存していく可能性もあります。


製品が実装されていない

FilecoinはすでにICOを終了していますが、いまだウェブやアプリなどの製品の発表がいっさい行われておりません。開発速度の問題であるとする見方が主流ですが、もしかしたらこのまま製品がでないのかも?、でても思ってたのと違うかも?などの不安を持つ理由にはなります。


【Filecoinの購入方法】

2017年11月現在、ICOは終了していて上場もされていないため入手する方法はありません。今後は上場を待ち取引所で購入することができるようになるでしょうが、いつかは未定です。


Filecoinまとめ

いかがでしょうか?今回は分散型ストレージプラットフォームのFilecoinを紹介しました。莫大な額のICOを瞬時に終了して話題になりましたが、製品化がまだなので全貌が見えていません。上場後の値動きや今後の製品開発の状況には要注意です!!