NEM(ネム)とは?XEM(ゼム)との違いは?        


NEMとは、New Economy Movementの略で、ブロックチェーンを用いて新たな経済運動を起こすことを目的としたプロジェクトのことです。

また、XEMとはNEMプラットフォーム上で発行された仮想通貨の単位のことですが、NEMという名称の方が圧倒的に知名度が高く仮想通貨自体がNEMと呼ばれることもしばしばあります。

ハーベストという独自の承認システムや、日本企業テックビューロとの提携もあって日本でも知名度の高いこのNEMとは一体どのような通貨なのでしょうか。コインオタクが詳しく解説していきます!


NEMのチャート分析。ニュースと価格の関係は?

コインオタクではネムの投資・トレードに重要な情報がこちらのページでみれるようになっています!ネムのチャートや相場情報、価格予想をリアルタイムで表示し、チャートのテクニカル指数をコインオタクが独自に開発したAIがリアルタイムで分析して売り買いの分析を表示しています。

ネムに投資している人・投資したいと思っている人には、重要かつ最高の情報が集まっているので是非ご覧ください!

 

 

(2017年11月29日現在)

こちらが公開からのNEMのチャートです。2015年3月31日、NEMが公開されてからしばらくは1XEM=約0.01~0.2円ほどで推移していました。

2016年7月にZaifに上場し多少価格は上がりましたが、それでも1円には届かない程度でした。大きく価格が動いたのは2017年4月から5月にかけてです。4月にはNEM公式のiOSアプリのサービス開始などがありましたが、他の仮想通貨を見てもこの時期は急速に伸びていることから、仮想通貨全般の急激な成長が大きく影響していると考えられます。

その後価格が下がっていったのは、特に好材料が無い中急騰のバブルが弾けたからといったところでしょう。

2017年8月になると、下がり続けていた価格が再び上がり始めます。これは、テックビューロが日本初のICOプラットフォームであるCOMSAを発表したことに起因します。COMSAのホワイトペーパーではNEMの技術を活用していくことが述べられており、期待が高まったのだと考えられます。

その後9月には一度下落しますが、この背景には中国のICO規制などによる仮想通貨全体での下げがありました。また、カタパルトが期待されていたものの実装はまだ先であることが発表され、一旦手放したという人も多かったかもしれません。

2017年11月にはmijinでのカタパルトのβテストプログラムが開始され、NEMにおけるカタパルト実装への期待が再び高まってきています。また、11月にオープンした韓国の取引所CoinRoomでも扱われることが決まっており、上場時には高騰が期待されます。

現在ICOを行っていることで注目を集めているCOMSA(コムサ)。取引所ZAIFも運営してるテックビューロが開発したプラットフォームで、COMSAを使えばICOは中小企業の新たな資金調達の方法として常識になる可能性があります。

 

NEMの問題と将来性

そもそも明確な目的がわかりづらい

NEMは、金融決済から独自トークン(モザイク)の発行、モバイルペイメントなど、ブロックチェーンを活用した様々なサービスを提供しています。

しかし、他になかなか類を見ない多目的なプラットフォームとして期待も持てる一方で、一体何を目的としているのかがわかりにくいという問題点もあります。


NEMの扱う分野においても、「イーサリアムといえばスマートコントラクト」「リップルは国際送金・ブリッジ機能」など、一つの明確な目的を持ったプラットフォームとしての地位を確立しようとしているものがあります。

NEMならでは!という一つの大きな推しポイントのようなものがあると興味を持つ人も増えていくかもしれません。

テックビューロとのサポート関係

NEMは、Zaifなども運営する日本企業テックビューロと技術的な強い繋がりがあります

プライベートブロックチェーンを提供するmijinや、今注目されているICOプラットフォームCOMSAもそのうちの一つです。また、Zaifの発行するZaifトークンもCounterpartyからNEMプロトコルへの移行が図られています。

こうした将来性のある企業と強い結びつきがあることは、これからの成長を考える上で大きなプラスになると考えられます。

カタパルトという大型アップデートを控えている

NEMは、(詳しくは後述しますが)カタパルトという大型のアップデートを先に控えており、これによってNEMブロックチェーンの性能が大幅に改善されることが期待できます。

実装時期については様々な憶測が飛び交いましたが、2017年11月に先にmijinでのβテストプログラムが開始されたことを考えると、NEMへの実装もそう遠くないでしょう。

こうしたアップデートもあるNEMからは将来性を感じざるを得ません。


NEMの仕組み

NEMの概要 

開発組織

NEM

通貨名・通貨単位XEM

総発行数

8,999,999,999 XEM (新規発行なし)

アルゴリズム

PoI (Proof of Importance) 

時価総額(ランキング)

¥ 254,302,793,991.69(13位) (2017年12月2日現在) 

ブロック生成間隔約1分

ハーベスト

仮想通貨についてあまり詳しくないという人でも、「マイニング(採掘)」という言葉は聞いたことがあると思います。これはビットコインなどの仮装通貨における承認作業のことです。基本的には、マイニングをすることで対価として報酬をもらうことができます。

NEM(XEM)においてこのマイニングにあたるのが「ハーベスティング」です。ハーベスト(収穫)の仕組みはPoIに基づいているのですが、簡単にいうと、NEMへのコミット度合によって報酬が与えられるような仕組みになっています。

ハーベストはマイニングとは異なりハイスペックなコンピューターも電力も必要ないため、参加条件を満たせば(既得バランスが10,000XEMを越えれば)誰でも簡単にすることができ、これによって承認作業の中央集権化を避けています。

また、ハーベストにはローカルハーベスティングとデリゲート(委任)ハーベスティングの2種類があります。

どちらも一般のPCで簡単にできるのですが、特によく話題になるのはデリゲート(委任)ハーベスティングです。

デリゲートハーベスティングでは、スーパーノードなどに作業を委任することで自分のPCは電源を落としたままでも報酬が貰えてしまいます


ハーベストをできる確率はNEMへのコミット率(PoIスコア)が高いほど高くなりますが、正直そこまで大きな収入にはなりません。

しかし、気軽に参加できて、XEMを保有しているだけでもたまに報酬が貰えるという画期的なシステムなので、興味のある人はぜひ参加して見てください。

NEMのハーベスト(ハーベスティング)は、ビットコインでいうマイニングにあたる承認作業のことです。しかし、マイニングとは大きく異なり、何もしなくても、なんならPCの電源オフでもお金が貰えちゃいます!今回はそんなハーベストを徹底解説します!


PoI(Proof of Importance)とは

NEMは、ビットコインのPoW(Proof of Work)、イーサリアムのPoS(Proof of Stake)に対して、PoI(Proof of Importance)を採用しています。このアルゴリズムは、どうしてもより資金のある人に力が偏ってしまうPoWやPoSの問題点を解決するために導入されました。

PoIにおいては名前の通りImportance(重要性)が重視されるわけですが、この重要性はどのように評価されるのか?

この重要性を示すPoIスコアは、XEMの保有量だけでなく、一定期内の取引量にもよって決められています。具体的には、スコアが加算されるためには


・1回に1000XEM以上の送金をする

・既得バランスが10,000XEM以上のユーザーとの取引をする

・取引が30日以内である


といった条件を満たした取引をする必要があります。

このPoIスコアはハーベスティングのしやすさに影響し、自分のNano Walletのアカウントから確認することができます。

カタパルト(Catapult)とは

カタパルト(Catapult)とは、NEMに実装される予定のアップデートです。

これによっていくつかの新たな機能が追加されるのですが、最も注目されているポイントは、カタパルトが実装されるとなんと1秒あたり約4,000件のトランザクション処理が可能になるということです。

送金処理の速さで有名なリップルですら平均で1秒あたり1,500件ほどと言われているので、無事に実装されれば圧倒的な処理速度となるでしょう。

カタパルトの実装に伴って見込まれる価格の上昇だけでなく、実装後の機能にも注目してみてください!

NEMのブロックチェーンを飛躍的に成長させるであろう「カタパルト」。この大型アップデートの時期については様々な予測がされていますが、実際にはいつ頃になりそうなのか?そもそもカタパルトとはどんなアップデートなのか?コインオタクが解説します!

 

スーパーノードとは

NEMにおけるスーパーノード(Super Node)とは、通常のノードとは異なりNEMネットワークを保持するなど、NEMの中核を担うノードです。通常のノードの上位版のようなもので、スーパーノードになるためには満たさなければならない次の資金上、システム上の条件があります。


・300万XEM以上の保有

・最低秒間2,000回繰り返しでハッシュ可能

・NISのバージョンが最新


正直かなり厳しいように思えますが、それではなぜわざわざスーパーノードになる人がいるのか?

それは、もちろんそれだけの報酬が貰えるからです。

この報酬は、NEMのSustainability FundというFundで集められた資金から出されており、この資金が枯渇しても取引手数料の一部が報酬として与えられることになっています。

現在は、毎日140,000XEMが報酬としてあり、これが全てのスーパーノードで山分けされます。現在のスーパーノードの数、相場を考えると一つあたり毎月25万円ほどが貰えることになります。

たしかに報酬は大きいですがそれだけ条件は厳しいため、残念ながら気軽に参戦できるものではありません

スーパーノードってご存知ですか?その報酬はなんと月30万円になることも!誰しもがなりたいと願うと思いますが、もちろん誰もがなれるわけではありません。スーパーノードについて、その条件やハーベストとの違い、今後の展望について解説します!

 

アポスティーユ(Apostille)とは

NEMのアポスティーユ(Apostille)とは、ブロックチェーン技術を利用した、公証ができるサービスのことです。

具体的には、このアポスティーユを利用することで、土地や自動車の所有権の登記、契約書やメールなどのタイムスタンプ記録、売上データなどの監査が必要となるデータの記録などができます。

ブロックチェーンの承認システムや、改ざんができないという特徴が、この公証(アポスティーユ)にかなりマッチしているのです。

また、権利の譲渡が可能で、公証をする上で第三者を通す必要もないため、かなり利便性が高いといえます。

このサービスは、Nano Walletのアカウントがあれば誰でも4XEMの手数料で気軽に利用することができます。興味のある方は一度試してみてください!


NEMのメリット

多様なサービスを利用できる

NEMでは、金融決済から独自トークンの発行、アポスティーユまで多様なサービスを利用することができます

ブロックチェーン技術を生かしたこうしたサービスが揃っているプラットフォームはNEMくらいしかなく、一番のメリットと言えるかもしれません。

PoIによって中央集権化を回避している

NEMはPoIという画期的なアルゴリズムを採用しています。

これによって、承認作業において、特別ハイスペックなコンピューターや電力が必要ないという点でPoWよりも、通貨の保有量だけでなく取引量などから決まる重要度が重視されるという点でPoSよりも、非中央集権的であると言えます。

プルーフオブワークは仮想通貨の取引の承認システムの一つです。これはいったいどんな仕組みでどういう特徴を持っているのでしょうか?プルーフオブワークに伴うマイニングという作業や、プルーフオブステークとの違いについても説明します!

 

NEMのデメリット

PoIスコアの決め方が非常に複雑

PoIスコアを決めるのはXEMの既得バランス・取引量などである、ということはよく知られていますが、実際はどのように具体的にこの値が決まっているのでしょうか?

その計算方法の詳細はNEMのテクニカルリファレンスドキュメントにて説明されているのですが、実はこれがとても複雑で難しくなっています

ある程度数学的な知識を持っていないと何が起こっているのかよくわかりません。

PoIスコアはハーベストのしやすさにも関わるので、このスコアの決め方がわかりにくいというのはデメリットだと言えるでしょう。


【NEMの入手方法】オススメ取引所3選

Zaif(ザイフ)

NEM(XEM)を買う上で一番オススメな取引所は、現物取引量日本一を誇るZaifです!

Zaifは取引手数料が安く、またビットコイン以外のアルトコインの取引ができるので、スプレッドの高い販売所しかない他の取引所に比べて安く買うことができます。買う量が増えるほどスプレッドによる差額は大きくなるので、安く買いたいという方はぜひZaifをお使いください。

ただし他の取引所に比べて使い勝手があまりよくないという欠点もあります。

Zaifの登録はこちらから

かのホリエモンこと堀江貴文氏も技術アドバイザーとして参画したテックビューロ社の運営するZaif。日本一の通貨取引量を誇り今話題沸騰中のZaifの特徴や使い方を様々な切り口からわかりやすく解説していきたいと思います!

 

Coincheck(コインチェック)

Coincheckは2017年10月時点でビットコインの取引高日本一の取引所です。

Coincheck最大の特徴は、ブラウザでもスマホアプリでもとても見やすく、使いやすいということです!また、数多くの有名なアルトコインを販売しています。

ビットコイン以外のアルトコイン販売所のスプレッドは高いですが、あんまり取引も頻繁にしないし何より分かりやすいのがいい!という初心者の方にオススメです!

Coincheckの登録はこちらから

コインチェック(Coincheck)は、これから仮想通貨を始めたい人におすすめしたい日本最大級の仮想通貨取引所です。なぜ人気なのか、なぜ初心者におすすめなのか、コインチェックの特徴を分かりやすくまとめて皆さんの最初の一歩を後押します!

 

Poloniex(ポロニエックス)

Poloniexは世界最大級の取引高を誇る海外の取引所です。

日本語対応しておらず、トラブル発生時の対応もあまり良くないという声もありますが、手数料も安く、取り扱っている通貨の種類も100種類以上とかなり豊富なので、ある程度仮想通貨の取引に慣れている方にはオススメです!

Poloniexの登録はこちらから

ポロニエックスは、グローバルで使われている世界最大級の仮想通貨取引所の1つで、日本でも上級者がよく使っていると言われています。そんなポロニエックスの概要や、メリットデメリット、使い方などについてまとめました。

 


【NEMの保管方法】オススメのウォレットは?

Nano Wallet(ナノウォレット)

NEMのウォレットと言えばNano Walletです!

Nano WalletはNEM公式のウォレットなので安心感あり、またNano WalletにNEMを入れておかないとハーベストはできず、アポスティーユの利用もNano Walletからしかできません。

正直XEMをウォレットで保管するならNano Wallet一択でしょう。

NEMが公式にリリースしている「NanoWallet」とはどんなウォレットなのでしょうか?ハーベストやモザイクの作成、アポスティーユの利用が可能で多くのXEM保有者が使っているこのウォレットの使い方をわかりやすく解説します!

 

Nano Walletのダウンロードはこちらから

NEM Wallet(ネムウォレット)

NEM WalletはiOS、Android対応のNEM公式のモバイルウォレットです。

このウォレットでは、新たにウォレットアカウントを作ることはもちろんですが、Nano Walletと簡単に同期することができます

残高の確認、NEMの送受金、ハーベストの履歴確認ができるのですが、ハーベスト自体はNano Walletでないとできないので注意してください。


iOS版 NEM Wallet のインストールはこちらから

Android版 NEM Wallet のインストールはこちらから


まとめ

以上NEMについて一通り見てきました。

NEMはその名の通り新たな経済運動、新たな経済の形を築こうとしていることがわかっていただけたと思います!

今後カタパルトも控え伸び代の十分なNEMの動きに注目していきましょう