マルタ島に仮想通貨ATMを設置!利便さを売りに新たな取引機構になる期待も膨らむ

マルタで仮想通貨ATMがローンチされる

ここ最近、マルタでは仮想通貨関連事業が盛んに進んでいることで注目が集まっています。7月5日には、仮想通貨とブロックチェーンに関連する三つの法案が可決されました。そして7月14日には、MoonZebraと呼ばれる会社がマルタにビットコインATMをローンチしたことが報じられました。

MoonZebraはユーザーがBTCLTCのような仮想通貨を現金で即座に売買することのできるATMを製造する会社です。これにより、ユーザーはハッキングの脅威や機密情報の悪用などのサイバー犯罪の巣窟となっている取引所を経由せずに仮想通貨取引を行うことができます。今の所対応通貨はBTCのみですが、今後さらに増えていく可能性も十分にあります。マルタは2017年に初のビットコインATMを運用しましたが失敗に終わり、合計で3000ユーロ以上の損失が起こりました。その一方で、MoonZebraは4人の仮想通貨専門家の協力のもと、自社のATM事業が成功することを確信しています。

​仮想通貨ATMの操作方法は現金ATMと似通っており、以下のような手順を踏みます。

  • Deposit fiat money(現金を入金する)
  • Enter public key(公開鍵の入力)
  • Cryptocurrency will be received by the respective wallet(各々のウォレットに入金が反映される)

​また、このATMは正式には‘two-way’ ATMと呼ばれていますが、これは仮想通貨から現金にも即時に換金できることを意味します。この機能は仮想通貨取引所や他の関連プラットフォームに取って代わる新たな取引機構になる可能性もあります。しかし、このような技術進歩が盛んなのはマルタだけではなく、アメリカやヨーロッパでもビットコインATMが設置されています。デトロイト最大規模の新聞であるDetroit Free Press​によると、デトロイト市内の「奇妙な」スポットの周りにビットコインATMが増えているようです。最近オープンした市内のビットコインATMには以下のような注意書きがあります。

現金をビットコインに、そしてビットコインを現金に替えるのに最速で最も安全な方法です

世界中のビットコインATMの場所を見つけるウェブサイトCoin ATM Radarによると、デトロイト市内には6月中旬にはビットコインATMが80台もありました。国全体を見回すとATMの数は合計2000台にも上るようで、Union Gapのようなコミュニティ​にも徐々に参入してきています。そしてワシントンやニューヨーク、ノースカロライナなどの主要都市にもATMが設置されてきています。

その一方で、ヨーロッパはアメリカほどビットコインATMが生活に浸透してきていません。最近、オランダのアムステルダム空港で設置され、市民がビットコインのサブディレクトリに画像を掲載しましたが、まだまだ普及に向けては道のりが長いようです。

一見順調に見える事業ですが、大きな問題も同時に抱えています。今年の初めには、ダラス州のアービング州にて、催涙スプレーを持った二人の男がビットコインATMの盗難事件を起こしています。最近も似たような盗難事件が起こって降り、対策の余地を残している現状です。

コインオタクの見解

​マルタ島は仮想通貨の普及が進むのではないかと期待されている注目の国の一つとなっています。

仮想通貨法案が可決されている他にも国として「仮想通貨の島」を目指すと公言しており、BitbayやBinance、OkExなどの大手取引所が拠点を移住していることからも仮想通貨に対して寛容な姿勢が垣間見えます。

今後さらに普及していくためには適切な規制枠組みの整備が欠かせません。そしてATMの設置が成功するには知名度の向上取引所取引との差異化、さらには盗難のリスク排除などの安全面の確保が重要になってくるでしょう。