そもそもBancor(バンコール)とは?ICOが大成功?

Bancor(バンコール)とは、Bancor Protocol(バンコールプロトコル)という独自のプロトコルによって通貨の市場価格を決定することで流動性を保ち、市場が硬直することを防ぐ仮想通貨プラットフォームです。つまり、通貨の流動性リスクを技術で取り除くことに成功しています。ICOによる資金調達で、3時間の間に167億円も集めることに成功しました。バンコールという名前は、1944年のブレトン・ウッズ会議でケインズとシューマッハが提唱したが、結局採用されなかった超国家的通貨から取っています。

ICOはイーサリアムのプラットフォームを基盤にしています。


 イーサリアムについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

イーサリアム(Ethereum、ETH)は、あのビットコインに次ぐ時価総額を持つ仮想通貨です。決済手段ではなく「ワールドコンピューター」を目指すというイーサリアムの仕組みや将来性、今後、チャートなどをコインオタクが徹底解説します!

 

Bancor(バンコール)のチャート分析!価格変動を徹底解説!

(11月18日現在)

こちらがBancor Network Token(BNT)という、Bancorプロジェクトが公式発行したバンコールプロトコル上のスマートトークン(後述)のチャートです。上場当初の注目度はとても高かったため、価格はやや上がりましたが、そこを最高値に大きく売られてしまい、価格が急落しました。最近の流行りとして、ICOで獲得したトークンを上場直後に売って利益を出そうとする動きがあるせいだというのがコインオタクの見解です。

また、その後の価格の上下は、Bancorのプロトコルが基盤としているイーサリアムの価格変動につられています


Bancorの問題、将来性はどこに?

プロトコルのメリットのインパクトに欠ける

このバンコールプロトコル(後に詳しく説明)の最大のメリットは、マイナーな仮想通貨でも流動性が確保されて上場しやすくなる点にあります。しかし、コインオタク的にはそのインパクトは小さい気がします。

というのも、マイナーな通貨をたくさん取り扱おうとする取引所もたくさんありますし、マイナーな通貨でもその性能が優れているならやがて注目されメジャーになっていくでしょう。よって、あえてバンコールを利用するメリットはそこまでないようにコインオタクは感じます。


基軸通貨としてビットコインに勝てるか

BNTは、このバンコールというプラットフォームの中での基軸通貨的立ち位置を狙って作られているのですが、そもそも現在仮想通貨界で圧倒的王者として基軸通貨のポジションを持つビットコインがあります。BNTという通貨がバンコールプロジェクトの看板を背負って業界で力をつけていく上で、ビットコインを超えるのは難しいのではないか、というのがコインオタクの見解です。


Bancorの仕組み!自動で購入価格を決定?

Bancorの仕組みについて見ていきます!しっかり説明すると数式がたくさん出てきてややこしいので、ここではわかりやすいように数学的要素を省いて説明します!

Bancor概要

プラットフォーム名    Bancor
基軸通貨Bancor Network Token
ICOした日2017年6月12日
調達額約167億円
開発会社Bprotocol Foundation※
Bancor公式ホームページhttps://www.bancor.network/#/

※2017年設立

Bancor Protocol(バンコールプロトコル)

Bancorを説明する上で一番重要なのは、このバンコールプロトコルです。バンコールプロトコルは、通貨の流動性リスクを取り除くものです。これは、イーサリアムのスマートコントラクトを基盤にしています。このプロトコルにもとづいて発行されたトークン(スマートトークンと呼ばれます)の価格決定が計算によって自動で行われます。これはとても大きなことです。


従来の仕組みだと、価格の決定には買い手と売り手の合意がないと取引が成立がしませんでした。なので、取引量が少ないものは買い手と売り手の合意が起こりにくく取引が活発ではありませんでした。これは、流動性が低い状態と言えます。しかし、バンコールプロトコルは、この両者の合意が価格決定の上で必要がないので、より取引が活発になります。このように、通貨の流動性を高める役割を果たしています。


また、このプロトコル上では、誰でもトークンを発行することができます。


Reserve Tokenとは

バンコールの仕組みを知る上で、もう一つ大事なのがReserve Token(リザーブトークン)です。リザーブトークンは、スマートトークンを発行する上でその価値を保証するものです。スマートトークンの発行主体が持つリザーブトークンの量とスマートトークンの発行量が変動すると、数式に従って価格が変動します。

例えばBTNだったら、イーサ(ETH)をこのリザーブトークンとして発行されています。昔のドルの金本位制のように、BTNはイーサ本位性ということです。なので、BTNとETHは兌換が保証されていると言えます。これも、通貨の流動性を保つひとつの要因でしょう。


バンコールでリザーブトークンとして使うことができるのはERC20トークン、または別のスマートトークンに限られます。


「ERC20トークンって何?」という方はこちらの記事をご覧ください!

仮想通貨について投資をはじめ、調べているうちに、「ICOにも投資してみたい!でも、このERC20って何?」となった方も多いはず!ERC20って仮想通貨なの?どうして使われているの?どうやって使うの?コインオタクが解決します!

 

Bancorのメリット!通貨の上場を促す?

スプレッドがない

上で述べましたが、Bancor上の通貨はプロトコルによって決められた価格で取引されるので、買い手も売り手も同じ値段でスプレッドが発生しません。これも取引をより加速させる要因になりえます。


マイナー通貨が上場しやすくなる

マイナーな通貨など流動性が低いものは基本的に買い手、売り手のリスクが大きいので取引所に上場しにくいです。しかし、バンコールプロトコル上の通貨は、ある程度の流動性が確保されているので、仮にマイナーであっても他のマイナーな通貨よりも取引所に上場しやすいです。


Bancorのデメリット!

Reserve TokenにERC20トークンしか使えない

トークンを発行するために必要なリザーブトークンですが、これとして使えるのはイーサリアムのブロックチェーンがベースのERC20トークンのみです。これだと、画期的な仕組みを持つバンコールの汎用性があまり高くなく、世間に広まりにくいでしょう。


トークンの乱立が考えられる

プロトコル上には誰でもトークンを発行することができるので、無秩序に乱立する可能性が考えられます。トークンが乱立するとネットワークの中で無法地帯のようなものができてしまうなどコントロールがしにくくなってしまい、プロジェクト自体の成長を妨げられる可能性があります。


価格決定の仕組みがやや複雑

プロトコルによって自動で価格決定がされるバンコールですが、この数式 がやや複雑になっていて、数学が苦手な人にとってはしんどいと思います。この記事では数式は省いていますが、バンコールの新規ユーザー獲得の足かせになっているのではないでしょうか。


【Bancorの入手方法】おすすめ取引所3選!

Bancorプロジェクトが公式に発表したスマートトークンBTNを扱っている取引所を紹介していきます!

Bittrex

BittrexはPoloniexと並ぶ、世界最大規模の仮想通貨取引所です!200種類を超える取り扱い仮想通貨の種類がなんといっても最大の魅力でしょう。

 

Bittrex(ビットトレックス)とはアメリカに本社がある仮想通貨取引所です。Bittrex(ビットトレックス)の特徴は?強みは?取扱通貨数が世界一?絶対に知っておきたい情報、コインオタクが全部教えます!


Bittrexで取引をする!

 Hitbtc

続いてはHitbtcです。この取引所の特徴は、本人確認がまだ終わってなくても通貨の入出金が無制限なところです!

ここでは、上場前のICOトークンの先物取引が可能で、そちらに興味のある方はぜひ登録してみてください。


Hitbtcで取引を開始する!

 

HitBTCはICO直後の仮想通貨を多く上場しているので、ICO投資を考えている人は必ず知っておくべき取引所だと思います。またビットコインのハードフォークに一早く対応しているので、貰ったコインをすぐ売りたい人なども知っておくべき取引所です。


Liqui

最後はLiquiです!このLiquiは、登録がめっちゃ簡単です!この取引所は、他ではあまり扱っていない(Bittrexでも)コインを扱っています!しかし、新興の取引所である上運営が7人しかいないため、セキュリティ面が少し不安です。大金を入れるには慎重になったほうがいいかもしれません!

 

勢いのあるICOコインを、一番早く上場するのがこのLiqui(リクイ)。大手取引所より先にICOコインを入手したいのなら、ここを使うのがオススメ!Liquiの基本的な使い方から注意すべき点までわかりやすく解説。


LiquiでBNTを買う! 

【Bancorの保管方法】おすすめウォレット3選!

Bancor Wallet

これはBNT専用のウォレットです。アプリがとても使いやすく、リアルタイムのチャートが表示されるなど便利です!


Bancor Walletを使う!

METAMASK

METAMASKは、イーサリアム用のウォレットです。バンコールプロトコルで発行されたトークンは、プロトコルがイーサリアム基盤なのですべてここで保管できます。Chromeアプリでサクサク使えるので便利です!


METAMASKを使う!


Parity

Parityは、METAMASKと同じでイーサリアム用のウォレットです。バンコールプロトコルで発行されたトークンは、プロトコルがイーサリアム基盤なのですべてここで保管できます。しかし、2017年11月にParityはシステムに重大な脆弱性が見つかり、セキュリティが不安すぎるので現在はあまりおすすめできません。


Parityをダウンロードする


BancorのQ&A

ケインズのバンコールは聞いたことあるけど・・・?

現代のバンコールは、ケインズのバンコールから名前を取っています。しかし、前者と後者の間に直接的な関係は何もありません。。。


Bancorまとめ

ここまでバンコールについて説明してきました!バンコールは、流動性リスクを技術で解決しているところが革新的です!今後勢力を拡大するためには、人々が流動性リスクにどれだけ悩まされているかが鍵だと思います!このリスクが取り除かれることをすごく魅力的に感じる人が増えていけば、バンコールプロトコルが使われる通貨は増えていくでしょう!