最近、、暗号資産(仮想通貨)の先物取引についてよく聞くけど、何かあまり分からない、、

と悩んではいませんか??

確かに仮想通貨の先物取引って難しそうで、分からないですよね。。

そこで!コインパートナーが、仮想通貨の先物取引について優しく説明します!

最新のニュースから、先物取引ができるおすすめ取引所まで​余すところなくご紹介していきます。

仮想通貨・ビットコインの先物取引とは?

仮想通貨・ビットコインの先物取引とは

そもそも先物取引とは?

先物取引の説明画像

仮想通貨の先物取引について理解するために、まず先物取引とは何か、というところから見ていきましょう。

先物取引というのは、将来のある時点での売買を前もって現時点で約束する取引のことを言います。

あらかじめ数量と価格を約束しておいて、約束の日がきたらお金を払って実際に取引を行います。

先物取引の最大のポイントは、買いたいものの価格変動について心配する必要がないということ

先物取引を行う理由・モチベーション

例えば、先物取引で買う約束をしていたものの値段が約束の日には2倍になっても、もとの値段で買うことができるのです。

先物取引の具体的な例​

先物取引の具体例を使った説明

​ここで、具体的な例を挙げて説明していきます!

Aさんは、100万円のダイヤモンドの指輪が欲しくてたまらないのですが、ボーナスが入るのは来月のためまだ今は買うことができません。

Aさんとしてはダイヤモンドの価格が変動して来月には値上がりしてしまったらどうしようと不安になります。

そこで、Aさんは先物取引で先に指輪を予約してしまうことを思いつきました!

今の段階でいくらか手付金を払って、来月の25日に現在の価格100万円で指輪を購入することを約束したのです。

先物取引の仕組み・メリット説明

この場合、ダイヤモンドの指輪の実際の価格が来月の25日に80万円に値下がりしていても、120万円に値上がりしていても、先物取引をしているAさんは100万円を払うことになります。​

仮想通貨・ビットコイン先物取引と信用取引・FXの違い

先物取引と信用取引・FXの違い

先物取引と信用取引・FXの違い

  • 取引期限がそれぞれで違う
  • 先物取引では基本的に金利がかからない

取引期限の有無

先物取引の特徴:取引期限が設定されている

まず、この3種類の取引においては取引の期限が異なります。

先物取引は、基本的に約束の日が決められており、その日に決済を行うことになっています。

それに対し、取引所にお金や暗号資産(仮想通貨)を借りることにより行う​信用取引は、借りた資金の返済日にお金を返すことになります。

このように決済の期限がある先物・信用取引に対し、FXは決済期限がありません。

ですので、FXの場合には決済を行うのは取引開始日でも、一年後でも大丈夫なのです。

​取引名 ​取引の期限
​先物取引 ​約束の日に決済​
​信用取引 ​​返済期限あり​
​FX ​期限なし​

金利の有無

先物取引の特徴:金利がかからない

​続いて押さえておきたいのは、取引にかかる金利の違いです。

信用取引やFXでは証券金融会社やFX業者など他者からお金を借りているのに対し、先物取引は誰かにお金を借りて取引を行っているわけではありません。

そのため、先物取引では基本的に金利がかからないのです

この点は、他の機関から融資を受けて行うため取引に金利がかかる信用取引やFXとの違いと言えるでしょう。

​取引名 ​金利
​先物取引 ​金利なし
​信用取引 ​金利あり
​FX 金利あり​

仮想通貨・ビットコイン先物取引の特徴​

仮想通貨・ビットコイン先物取引の特徴

​それでは、続いて暗号資産(仮想通貨)の先物取引についてどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

仮想通貨の先物取引の特徴

  • 限月と呼ばれる決済期日がある
  • レバレッジがかけられる
  • 売りから入ることができる
  • ロスカットがある
  • 追証が求められる場合もある

限月と呼ばれる決済期日がある

先物取引:限月

まず、暗号資産(仮想通貨)の先物取引の特徴としては、「限月」​と呼ばれる決済期日が決まっていることが挙げられます。

先物取引は、あらかじめ「将来取引を行う約束の日」を決めるということを先にご説明しました。

この「約束の日」のことを「限月」と呼び、その日に取引の決済を行う仕組みとなっています。

暗号資産(仮想通貨)の先物取引では、初めに証拠金として支払金の一部を預け入れ、限月に残りの金額を支払うことになっています。

レバレッジがかけられる

先物取引の特徴:レバレッジがかけられる

暗号資産(仮想通貨)の先物取引は、レバレッジがかけられるという点も特徴的です。

各取引所によってレバレッジの幅は決められていますが、例えばレバレッジが10倍の場合、10万円の証拠金を預け入れれば100万円までの取引ができます。

ただし、取引の金額が大きくなるということは、それだけリスクも大きくなるということですので注意が必要です。

売りから取引を始めることができる

先物取引の特徴:売りから取引を始めることができる

暗号資産(仮想通貨)の先物取引では、契約時に実際の現物をやり取りするわけではなく先に取引の契約を結ぶだけです。

そのため、この仕組みを利用すると​、決済のとき実際に現物とお金をやり取りするのではなく、反対売買をすることにより決済を行う差金決済が可能になります。

この差金決済について、例を挙げて考えてみましょう。

Bさんが、証拠金を10万円払ってレバレッジ10倍で暗号資産(仮想通貨)の先物を一つ買ったとします。

レバレッジが10倍なので、Bさんは100万円分の暗号資産(仮想通貨)先物を買う権利を手に入れたことになります。

Bさんの注文後、その暗号資産(仮想通貨)の先物が10万円から11万円まで値上がりしました。

この時、Bさんは「110万円分の価値のある暗号資産(仮想通貨)を100万円で買う権利」を手に入れたことになります。

先物取引:ビットコインの例

ところが、まだこの段階ではBさんは「権利」を手に入れただけなので、通常の取引で考えると実際に暗号資産(仮想通貨)を100万円で購入して、110万円で売らないことには10万円の利益は入ってきません。

しかし、Bさんとしては今いきなり100万円を用意することができないので困ってしまいます。

 

こんな時、役に立つのが差金決済の仕組みです!

差金決済の仕組みを用いることで、Bさんは100万円の暗号資産(仮想通貨)を実際に買わずとも、売りの注文を出すことにより差額の10万円を受け取ることができます。

つまり、暗号資産(仮想通貨)のやり取りを介さずに差額分のお金のやり取りだけで済むのです

先物取引 差金決済

​この差金決済の仕組みがあることで現物を介さないお金のやり取りが可能になるため、先物取引では売りから取引を始めることもできます

手元に暗号資産(仮想通貨)を持っていなくてもその暗号資産(仮想通貨)の売りの注文を出すことができ、取引による利益のみを得ることが可能になります。

空売りについて詳しくはこちら

ロスカットがある

先物取引の特徴:ロスカットがある

暗号資産(仮想通貨)の先物取引では、取引を担保する​証拠金の維持率がある一定の割合を下回ると取引所により強制的に取引が終了されて損失が確定してしまうことがあり、これをロスカットと呼びます。​

このロスカットはレバレッジをかければかけるほど起こりやすくなりますので、レバレッジはあまりかけすぎない方が良いでしょう。

追証が求められる場合もある

先物取引の特徴:追証を求められる場合もある

暗号資産(仮想通貨)の先物取引では、証拠金が少なくなってくると追加の証拠金を払うことを求められる場合があります。この仕組みのことを、追証と言います。

追証が請求されるのは、「支払った保証金に対してある一定額まで損失が膨らんだとき」とされ、各取引所でそれぞれの基準が定められています。

追証を求められた場合には、追加の証拠金を支払えば取引を続けることができますが、期限内に支払わないと強制的に決済が終了されることになります。

 

仮想通貨・ビットコイン先物取引に関するニュース

仮想通貨・ビットコインの先物取引に関する最新ニュース

暗号資産(仮想通貨)の先物取引と聞いて、真っ先に思い浮かべる人が多いのはビットコイン先物でしょう。​

ここからは、今注目されているビットコイン先物に関する最新のニュースについて注目していきます!

アメリカの有名取引所CBOE、CMEに上場

ビットコイン先物は、2017年の12月にCBOE(シカゴ・オプション取引所)CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)​に上場されたことで話題となりました。

CBOEもCMEもアメリカにある世界最大級の取引所で、歴史が長く非常に信頼性のある取引所として知られています。

このように世界的に有名な取引所がビットコインの先物を扱うようになったことで、ビットコイン先物への注目度が一気に高まりました。

Bakktが現物決済のビットコイン先物取り扱い開始決定

ニューヨーク証券取引所の親会社・​ICE(インターコンチネンタル取引所)​が運営する暗号資産(仮想通貨)の決済プラットフォーム・Bakktも、2018年の12月から現物決済のビットコイン先物の取り扱いを行うことを公表しています。

Bakktは、暗号資産(仮想通貨)の保管・売買・決済を行うことのできるプラットフォームで、マイクロソフトやスターバックス、ボストン・コンサルティンググループなどの名だたる大企業から出資を受けていることで有名です。

Bakktを利用すれば、暗号資産(仮想通貨)をアメリカドルに替えお店での支払いに用いることができるため、暗号資産(仮想通貨)の実用性が高まるシステムとして注目されています

このように話題を集めているBakktがビットコイン先物を始めると発表したことで、ビットコイン先物市場の活性化への期待がさらに高まっています。

 

仮想通貨・ビットコイン先物取引が市場にもたらした影響​

ビットコイン先物取引による市場への影響

ビットコイン先物が市場にもたらした影響として挙げられているのが、暗号資産(仮想通貨)価格の暴落です。

ビットコイン先物がCBOE、CMEに上場された2017年12月頃にはビットコインの注目度が高まり、暗号資産(仮想通貨)価格は一時上昇しましたが、それ以降は暴落・停滞しています。

 

これは一体、なぜなのでしょうか?

 

その背景としては、ビットコイン先物が始まったことで、機関投資家たちが「売り」の注文を出すようになったことが考えられます。

すなわち、今後ビットコインの価格が下がることを予測した機関投資家の人々が売り注文を出した結果、価格が暴落したと言われているのです。

ビットコイン先物だけが原因で暗号資産(仮想通貨)価格が暴落したと言い切ることはできませんが、ビットコイン先物の上場が暗号資産(仮想通貨)価格に影響を与えるということは十分に考えられるでしょう

 ビットコイン以外の仮想通貨先物取引

ビットコイン以外の仮想通貨先物取引

「先物取引といえばビットコインが有名だけど、他の暗号資産(仮想通貨)には先物はないの?」

そんな疑問をお持ちの方もいるでしょう。

そこで、ここからはイーサリアムやリップルなどビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の先物について注目していきます。

イーサリアム(ETH)先物

イーサリアムの先物は、2020年5月に取引所のErixXが米国の規制下では初のETH先物の取り扱いを開始しました!

2020年7月末には、イーサリアム先物の取引高が最高値になりました!!

Huobi、OKEx、Binanceが取引量の多くを占める現状となっています。

アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)もイーサリアム先物の上場を検討しているようです。

イーサリアムの取引に興味がある方は関連ニュースから目を離さないようにしましょう!

リップル(XRP)先物

リップルの先物取引は、実は2016年からイギリスの暗号資産(仮想通貨)取引所・Crypto Facilitiesを通して行われていました。

ビットコイン先物のように知名度は高くありませんが、だいぶ前から存在していたのです。

Crypto Facilitiesは、2018年の9月に世界初のアルトコインのドル建て永久先物取引​を開始したことで話題となりました。

また、2020年1月にBinanceがリップル先物の取り扱いを始めると発表した際には、リップルが高騰しました。

仮想通貨の先物取引まとめ

暗号資産(仮想通貨)の先物取引の特徴や、ビットコイン先物の最新のニュースや市場への影響が理解していただけたでしょうか。

暗号資産(仮想通貨)の先物取引に興味を持った方は、ぜひこの記事で紹介した厳選取引所から先物取引を始めてみることをおすすめします!