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DigiByte(DGB、デジバイト)とは、セキュリティと通信の速さに重きを置いた現在急成長中のブロックチェーン技術、及びそれを元にした暗号資産(仮想通貨)のことです。5つのアルゴリズムによるマイニングや、難易度調整アルゴリズムの「DigiShield」の導入など、開発陣の技術の高さが光っています。
「マイニングって何? 」って方はコインパートナーの記事をご覧ください!
(マイニング記事リンク)
(2017年10月15日現在)
DigiByteの価格推移です。価格はずっと横ばいって感じでしたが、2017年4月にSegwitがアクティベートされてから少し上がり、さらに5月半ばには、steemit内に投稿されたhttps://steemit.com/digibyte/@...この記事の影響か、価格が急騰。記事が投稿される前と比べて4倍の6円ほどになりました。この記事は、DigiByteのことをとても高く評価しています。詳しい特長について述べた後、最新情報として、2017年6月10日に世界的大人気ゲーム「minecraft(マインクラフト)」とintegrateすると記述されました。
これについて様々な憶測が飛び交い、マインクラフトと提携関係になるのではないかというような期待を込めた噂が広がり価格が上がりました。しかし、6月10日のDigiByteによる発表を前に価格が下がり始め、さらに発表の内容も、DGBを暑かったマインクラフトのサーバーが開発されるという話であり、価格が暴落したというわけです。
また9月には、イギリスの暗号資産(仮想通貨)取引所「HitBTC」への上場が決定し、一時値をあげました。現在は1円ちょいを推移しています。
ここでは、DigiByteが今後どのように発展していくか、またその上でどのような問題が考えられるかをコインパートナーが説明していきます。
上のチャート分析でも触れましたが、DigiByteは一度価格が急騰した後、暴落しています。これに関しては、大口の仕手が入ったとの見方が広がっていて、Twitterやブログではもっぱらそのような評判です。最高値でDGBを手に入れ暴落で大損を出したという人も少なくなく、この悪いイメージがDGBの人気の妨げになり、持っている素晴らしい性質に目を向けてもらえないとも言えます。このイメージが払拭され、価格が上昇していくには時間がかかるかもしれません。
技術的な開発にはめっぽう強いDigiByteですが、そこまで知名度が高いわけではありません。その要因の一つに、マーケティングまで手が回っていないことが挙げられます。実際、開発者のJared Tateは10/10のテレグラムで、マーケティングまで手が回ってないと口にしました。
しかし、テレグラムの視聴者からの、もっとPRしてほしいなどといった意見に賛同しており、Jared自身もTwitterで情報を発信していくつもりみたいです。この問題に関しては、改善されDigiByteが知名度を上げていく可能性は十分にあると言えるでしょう。今後に期待です!
イーサリアムではスマートコントラクトが最大の特徴として注目を浴びていますが、実はこのDigiByteも、DIGUSIGNというスマートコントラクトと同じような技術が導入されています。スマートコントラクトとは、簡単に言えばブロックチェーン上に契約情報も載っけるという技術で、暗号資産(仮想通貨)以外の者への汎用が期待されています。
例としては、政府関連書類や法的文書など、個人どうしだけでなく国どうしや国と個人の間の取り決めにも使われることになるだろうということです。これに関しては、未だ現実世界が追いついてる段階ではないですが、今後この技術が活用されるようになる可能性は大いにあります!
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DigiByteが一番力を入れているのが、金融の取引スピードの速さやセキュリティの強さです。これの大事さについてはまだ実感がわかないかもしれませんが、今後FinTechやIoTが社会に浸透して行った時にこの特長は本当に強みになります。DigiByteは開発当初からこれら先進社会への応用を考えているようですし、これからサイバー世界の様々なことに変革を起こすかもしれません!
ここでは主にDigiByteの技術的な仕組みについてコインパートナーが紹介していきます。
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暗号資産(仮想通貨)名 | DigiByte |
開発者 | Jared Tate |
公開日 | 2014年1月10日 |
承認システム | Proof of Work |
コインの発行上限 | 21,000,000,000DGB※ |
ブロック生成速度 | 15秒 |
※2035年達成予定
DigiByteでは、マイニングのDifficulty調整にこの独自技術であるDigiShieldが採用されています。Difficulty調整技術は、すでに多くの暗号資産(仮想通貨)に使われているKimoto Gravity Well(KGW)というものがありましたが、multipool対策が不十分であったり、アルゴリズムがとても難しいという問題を抱えていました。この問題を解決したのがDigiShieldです。
この技術の特徴は、1ブロックごとに、またハッシュレートが直前のブロックから調整が行われるため、Difficultyが急上昇、急低下しにくいというところにあります。これにより、ブロック報酬の逓減を低めに抑えることができ、またマイナーが他の通貨へ流れて取引が遅延するということも防げます。
他の暗号資産(仮想通貨)のマイニングアルゴリズムは基本1つですが、このDigiByteは5つのマイニングアルゴリズムがあります。マイナーはこの5つから好きなアルゴリズムを選んでマイニングすることができるので、効率よくマイニングが進むと考えられます。また、ブロックチェーンの情報がこの5つのアルゴリズムにそれぞれ20%ずつ分散されているので、PoW攻撃を外部から喰らっても大損害を被る可能性が低くなっています。
さらに、攻撃者がDigiByteをハードフォークするには1つのアルゴリズムでハッシュレートを93%制御しなければならなく、他の暗号資産(仮想通貨)と比べて安全性がはるかに高いです。
DigiByteは2017年4月28日に、Segwitを導入しました。Segwitとは、主にスケーラビリティ問題を解決するためのもので、簡単に言うと取引の容量を小さくして、通貨の流通量が増えても取引の遅延が起こらないようにするものです。これによりDigiByteは素早い取引を実現しています。
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DigiByteのすごいところについてコインパートナーが説明していきます!
チャート分析のところでも触れましたが、DigiByteは2017年6月10日に、DGBが使えるminecraft(世界でプレイヤー数1億人を誇る超人気ゲーム)のサーバー開発を発表しました。これは、MineThatDigiというminecraftのアカウントでプレーできるminecraftのようなゲームでDGBがマイニングできるようになるものです!ここでマイニングしたDGBは、もちろんウォレットに送ることができます!世界的ゲームの人気にあやかりDGBが需要を伸ばすかもしれませんね。
上で紹介したようにDigiByteはマインクラフトのサーバーとの連携をすでに行っていますが、このようにDigiByteが他のゲームとも関係を持つようになる可能性は大いにあります。というのも、DigiByteはゲーム開発者やユーザー、広告主をつなぐプラットフォームを構想しているからです。実際、すでにLeague of LegendsやCS:COで採用されています。このような動きはこれからますます大きくなっていくことでしょう!
前に述べたように、5つアルゴリズムがあるため万が一攻撃を受けて突破されても被害は20%に留めることができます。なので、個人間の送金などの情報が盗まれる心配はありません。またDigiByteは、発行数の上限に達する2035年に処理できるトランザクション量を確保するために、2年ごとにブロックサイズを2倍にする特別なコードが導入されています。これにSegwitを加えて、スケーラビリティ対策をバッチリしてあるので、遅くなることもなく速い取引スピードを保っています。
ここまでDigiByteのいいところを中心に説明してきましたが、ここではよくない点、改善できる点について解説していきます。
これは問題のところでも述べたマーケティングに手が回っていないというところとも関連してくるのでしょうが、とにかく今の世の中でDGBを使える場面が少ないです。ゲームなのか金融なのか、どのようなシーンで登場するかはわかりませんが、素晴らしい技術を備えているだけに、現状はとても寂しいですね。。。
DigiByteは現在知名度があまり高くないため、一度マインクラフトの件で暴騰&暴落が起こっているように少し大きめの情報が入るなどすることで価格が大きく変わる可能性があります。アンテナをしっかり張っておかないと少しの情報を逃しただけで痛い目にあうなんてことも考えられますね。
DigiByteの入手法についてここでは説明します。残念ながら日本の取引所には上場していないので、海外の取引所でビットコインなどと交換して入手するしかありません。
元世界最大の大手取引所です。とても有名でユーザー数も多いので安心して使えるでしょう。取引手数料が0.25%と圧倒的にお得です!まだ有名でない他の通貨も多く扱われています!
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最後に紹介するのがこのLitebitです。これは日本ではあまり知られていなく、日本語で説明しているサイトもあまりありませんが、DigiByteを取り扱っている数少ない取引所の一つです。ここも多くの暗号資産(仮想通貨)を扱っています。まあ、特別な事情がない限りは上の二つのどちらかでいいでしょう。
ここからはどうやってDigiByteを保管すればいいか、ということについて説明していきます。
DigiByteの名がついているこちらは、Copay Walletが基盤になってるので操作が楽チンです。また、それでいて機能がとても豊富なので暗号資産(仮想通貨)初心者から上級者まで幅広く使えます。
Coinomiは、70を超える種類の暗号資産(仮想通貨)に対応しているモバイル用ウォレットです。2017年9月の時点ではAndroidにしか対応していませんが、iOS版も実装も予定されています。モバイル用ということで、とてもシンプルで使いやすいのですが、大量の通貨を持つと、不具合で取り出せなくなる可能性もあるのでそこは注意しましょう。
Coinomiについて知りたい方はコインパートナーの記事をご覧ください!
Coinomiって知ってますか?70種類以上の暗号資産(仮想通貨)を保管することのできるモバイルウォレットのことです。多くのアルトコインを扱ってるけど、MtGox事件をはじめ取引所に預けておくのはちょっと心配なあなた!必読です!
最後はTREZORです。これはとても有名かつ人気のウォレットで、こちらはハードウェアウォレットになります。多くの暗号資産(仮想通貨)に対応していて、セキュリティ面も申し分ないです!
Trezorについて知りたい方はコインパートナーの記事をご覧ください!
(Trezor記事リンク)
ここではみなさんが気にしてるであろうDigiByteについても質問をまとめていきます!
DigiByteは、安全でかつ素早い取引が重視された通貨で、最先端の技術が盛り込まれています。具体的には、セキュリティ面では、5つのマイニングアルゴリズムであったり、素早さでは、ブロック生成速度が15秒であったり、スケーラビリティ問題対策をしっかり行っていたりという感じです。この開発陣の技術が結集したDigiByteは、今後のサイバー世界に大きな革新を起こし得ます。
まず一つ目の特徴は、セキュリティ面で述べた5つのマイニングアルゴリズムです。マイナーは、この5つの中から自分の好きなのを選んでマイニングすることができます。二つ目の大きな特徴は、DigiShieldという独自の技術がDifficulty調整に用いられていることです。これによって、Difficultyが上がりすぎず下がりすぎず、ちょうどいいマイニング難易度を維持することができます。
DigiByteは、以上に説明してきたようにとても高い技術が集められています。繰り返しになりますが、セキュリティやスケーラビリティ問題対策が抜群であったり、次世代の社会を考えたスマートコントラクトが備えられていたりと、将来性はとても高いです。現状は価格が低く、また大口の仕手が相場を荒らしたりと問題はまあまあありますが、今後の成長に期待しましょう!