最大のデジタルコインであるビットコインにはまだ下落の余地がある、と英国企業スタンダードチャータードは新しいレポートで述べている。

スタンダードチャータードはビットコインが5万ドルまで下落する可能性を指摘

大手金融会社スタンダードチャータードは、時価総額最大の仮想通貨ビットコインが50,000ドル(約785万円)まで下落する可能性があると指摘している。

レポートの主執筆者であるジェフリー・ケンドリック氏(スタンダードチャータードのデジタル資産リサーチャー)は、水曜日のメモの中で、「広範なマクロ的背景は、流動性で繁栄する仮想通貨のような資産にとって悪化している」と述べている。

さらに同氏は次のように付け加えた。

「要因は仮想通貨特有のものと、より広範なマクロの組み合わせにあるようだ。ビットコインが60,000ドル(約943万円)を割り込んだことで、50,000ドル(約785万円)から52,000ドル(約817万円)のレンジへのルートが再び開かれた。」

先月、スタンダード・チャータードは、ビットコインが年内に1コインあたり15万ドル(約2357万円)に達する可能性があると予測したばかりだ。

ビットコインは、1月に米証券取引委員会が11のビットコイン上場投資信託(ETF)を承認した後、乱高下していた。

年初には44,000ドル(約691万円)強で取引されていた。

通常、仮想通貨へのエクスポージャーを持たない投資家が、証券口座を通じて突然、資産価格に連動する銘柄を購入できるようになったため、市場に資金が殺到した。

しかし、宣伝は冷め、米連邦準備制度理事会(FRB)は金利を長期的に上昇させることを示唆し、投資家をビットコインのような「リスクオン」資産から遠ざけている。

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